前回の記事について少し付け加えます。
赤の金額が社会保険料支払いによるキャッシュアウトで、青の金額が社会保険の支払いにより税が軽減される金額です。つまり、社会保険の支払いが行われることにより、税のキャッシュアウトが行われなくなる金額です。社会保険料控除によりキャッシュアウトが行われなくなる影響を、社会保険支払いによる「税効果」と言ったりもします。
青の金額は、赤のキャッシュアウトを抑えますので、赤の金額から青の金額を引いた金額が、社会保険料の実質負担額となります。グラフで示すと次の黄色の金額になります。ちょうど、赤と青の間に挟まれた金額となります(千円単位で金額を表示しています)。
これが高いと思うか、妥当かと思うかは人それぞれで考え方は違います。会社経営をしているオーナー社長であれば社会保険でキャッシュアウトするよりも社会保険に加入しない方法により、なるべく多くのキャッシュを確保したいと考えるかもしれません。