顧問先の会社の領収書や請求書を見ておりますと、たまに合同会社の名前のものをみかけることがあります。偏見ではあるのですが、合同会社という名称から受ける印象はやはり、設立登記費用を少しでも安くしたいと考える極めて小規模な会社なんだろうなという印象を受けてしまいます。このように思ってしまうのは決して私だけではないと思います。もしかすると取引先相手の会社の誰かもそう思っているかもしれません。
設立登記費用は確かに株式会社に比べて14万円安くなるのですが会社を10年、20年続けるつもりなのであれば14万円という金額なんかは大した金額ではありません。第三者から、株式会社じゃなくて合同会社なんだと思われ続けるのが少しでもストレスに感じられる方であれば、合同会社ではなく株式会社にしておきましょう。
また、株式会社は㈱という全角1文字で変換が可能ですが合同会社にはそのような変換はありません。(合)というふうに3文字必要になってしまいますので、非常に些細なことですが、㈱というフォントが用意されている点で文書作成においてメリットがあります。