弥生会計で仕訳削除→インポートをすると伝票番号が動いてしまいます

カテゴリー: ITのハナシ

(投稿者:河野周輔)

弥生会計で置換を行った際に、何もしないでいると、置換前の伝票Noと、置換前の伝票Noの値が動いてしまいます。こちらが置換前です。


一方、こちらが置換後です。

置換前の伝票Noは1082、1083、1084でした。そして、置換後の伝票Noは1085、1086、1087です。置換後の伝票番号は、置換前の最後の伝票Noからの続きになっており、増加してしまっています。インポートするテキストファイルの伝票Noは、確かに1082、1083、1084ですのにインポートすると変わってしまっています。

この現象は、弥生会計では新しく仕訳が追加されると内部で持っている伝票Noがインクリメントされてしまう設定になっているためです。テキストファイルが伝票Noを値として持っていようが、関係なくインクリメントされてしまいます。

伝票Noを、経理業務で使用していないよ、という場合には置換前の元の伝票番号が変わってしまっても何ら差し障りがないです。しかし、たとえば領収書や請求書などの会計エビデンス(証憑書類)に弥生会計の仕訳データと紐付けるために伝票Noを書き込んでいる場合には書き込んだNoが使えなくなってしまうので、伝票Noが途中で変わってしまうのはまずいということになります。

こういった場合に、伝票Noをインクリメントさせずにテキストファイルの値そのままをインポートするためには、インポート時に弥生会計の設定を変更してやる必要があります。続きます。

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