ATOK/数字変換の種類

カテゴリー: ITのハナシ

(投稿者:河野周輔)

ATOKで数字を変換する場合、変換のやり方が3種類あって、それぞれ使い分けるようにしています。

まず、前回の記事で紹介した設定を行っていると、テンキーからの入力が直接数字が半角で確定されます。エクセルでセルに数値を入力する際にはこのテンキーによる数字入力が適しています。

次に、「123,456」というふうに、半角数字で、かつ、カンマで桁区切りを行いたい場合に、ATOKでは次の設定を行うことで半角の桁区切り変換を行うことができます。


ATOKには「推測候補」という機能があって、これは日本語入力中にTABキーを押すと変換の推測候補をATOKが表示してくれる機能です。上の設定を行っておくと数字を日本語入力モードで入力しているときにTABキーを押すと、半角の桁区切り文字が変換候補として表示されますので、これを選択します。この推測候補は全角桁区切りに変更することもできます。


この変換は、メールや文書内で半角桁区切り数字を使用したいときに使います。

最後に、「123,456」というふうに全角数字で、かつ、カンマで桁区切りを行いたいときの方法です。Word文書で全角数字で、かつ、桁区切りを行いたいときなどです。これは、普通に「123456」と入力してスペースキーで変換を行えば候補から桁区切り数字が出ますのでそれを選択します。

この変換方法は、全角数字、半角数字どちらも選択することができますが、スペースキーによる変換の場合は、前回変換したものが記憶されていて、前回変換したものを一番最初に変換候補として登場してきますが、TABキーによる変換の場合は常に設定により決めた数字変換(半角桁区切り)が行われるというところが違いです。

↑トップへ