ファイラAs/Rを使う5(インクリメントサーチ)

カテゴリー: ITのハナシ

(投稿者:河野周輔)

コンピュータでフォルダを作成するときに顧客名の前に顧客コードを付けて、次のようにフォルダを作成することがあります。

1001_顧客A
1002_顧客B
1003_顧客C
1004_顧客D
1005_顧客E
1006_顧客F
1007_顧客G
1008_顧客H
1009_顧客I
1010_顧客J

このときに、1010_顧客Jのフォルダを、キーボードを使って選択状態にする方法があります。As/Rの設定を「インクリメントサーチ」にしてから、キーボードから「1010」を入力します。そうすると、1010_顧客Jのフォルダを選択状態にすることができます。

「インクリメントサーチ」にするには、「ツール」→「環境設定」→「キーボードモード」→「インクリメントサーチモード」です。


このインクリメントサーチモードにして、「1010」を入力します。そうすると、画面左下に「Search:1010」と表示されます。これは「1010」の文字列でインクリメントサーチを行ったということです。結果、カーソルが1010_顧客Jに当てられて選択状態となりました。

このインクリメントサーチモードは今回の例のようにファイルやフォルダにコード番号が付けられていて膨大な数のファイル・フォルダの中からコード番号を入力してダイレクトに選択したいときに役立ちます。税理士事務所内の顧客コードや、システム開発現場で設計コード、画面コードを利用している場合にはファイル・フォルダの選択にこのインクリメントサーチモードがうってつけです。

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