いまや書類をPDF化するドキュメントスキャナといえばScanSnapが筆頭として挙がるわけですが、昔のScanSnapと比較すると現行のScanSnapの作業効率は格段に上がっています。
ScanSnapにはいくつかのラインナップがありますが、ハイエンドではなく、最も典型的なモデルについてご紹介します。
過去モデル:S1500(2012年11月29日販売終了)
こちらは読み取り速度が20枚/分でした。
現行モデル:iX500
この現行モデルは読み取り速度が25枚/分でして、S1500と比較して25%も読み取り速度が向上しています。
たったの25%の向上、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんがビジネスにおいて時間短縮はすなわち利益の源泉になりますので特に、ビジネスでScanSnapを使用されている方については古いモデルではなく最新のScanSnapを利用することを強くお勧めします。長く使っていますと読み取り速度の向上は作業の速さに直接つながります。
そしてさらに、最も進化したのが「検索可能なPDF」(テキスト検索できるPDF)を作成する際の速度向上です。S1500のときは、たとえば10枚の紙を検索可能なPDFにした場合に、10枚の紙の読み込みが完了した後にテキスト化する処理が始まっていました。ところがiX500では10枚の紙の読み込みが完了したと同時に、テキスト化する処理も完了されているようになりました。iX500はS1500と比較して検索可能なPDF化処理は、完了するまでの時間が単純に半分となったと思います。
ScanSnapで常に検索可能なPDFを作成されている方にとってはiX500は非常にありがたい製品です。