SQL-Serverの役割1

カテゴリー: ITのハナシ

(投稿者:河野周輔)

会計や給与の業務ソフトウェアをインストールすると、それとセットでSQL-Serverがインストールされることがよくあります。ソリマチの会計王や給料王は、SQL-Serverが併せてインストールされます。また、弥生会計ネットワーク、弥生販売プロフェッショナル、弥生販売ネットワークもSQL-Serverが併せてインストールされます。

SQL-Serverはいわゆるデータベースエンジンであり、このデータベースエンジンは、マイクロソフトが用意しているものです。ソフトウェアベンダーは会計や給与の業務ソフトを作製するにあたってデータベースエンジンをゼロから作る必要はなく、既に用意されている作製済みのものを使わせてもらうだけでよいのでソフトウェア開発が非常にラクになります。データベースは取引データを蓄積するための箱であり、また、蓄積したデータを効率よく引っ張ってこれる仕組みを持っている箱です(データベースはSQLと呼ばれる文法を使ってデータを引っ張ってきます)。

仕事で使う業務ソフトは、単純化するとデータの蓄積→データの表示の繰り返しです。そのデータを格納するためのシステムがSQL-Serverであり、ソフトウェアベンダーはSQL-Serverを利用してビジネスソフトの作製を実現させています。

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