弥生会計と会計王

カテゴリー: ITのハナシ

(投稿者:河野周輔)

先日、オリックスが弥生会計を買収する旨の報道が行われました。オリックスの思惑としては弥生会計が持っている数百万の中小企業顧客に対して、オリックス本体が扱うサービスを売り込んでいきたいということらしいです。私も弥生会計は使いやすいソフトとして評価していまして、オリックスも弥生会計のような顧客満足を充足できるサービスを用意できれば、上手くいくのではないでしょうか。

さて、日本で一番売れている会計ソフトは、弥生会計なのですが競合製品に会計王(ソリマチ)というソフトがあります。この会計王もよくできていまして、弥生会計でも会計王でも会計ソフト機能自体としてはどちらも完成度は同じくらい高いです。税理士からすればどっちのソフトを使っても同じことができますので、好みでどちらを使ってもらってもよいと思います。

会計ソフトとしての完成度は変わらないわけなのですが、実際問題、弥生会計が売れて会計王が売れていない理由は、ズバリ、「見た目」だと思います。弥生会計をずっと使っていて、たまに会計王を使うと、会計王の画面デザインが妙に野暮ったく見えて仕方ありません。うーん、どうしてでしょうか?会計王の画面のデザインをじっくりと眺めてみると・・・わかりました、これのせいです。


背景色が青で、そこに白抜きの文字。このデザインがなんだか古くないでしょうか?あと、振替伝票の仕訳行を白色と水色で交互に登場するようにしていますが、これもイケていない気がします。(水色は設定で好みの色に変更できます。)

見た目のデザインを弥生会計と同じようにするだけでも、弥生会計のシェアをかなり奪えるのではと個人的には思ってしまいます。ソリマチにとっては、大きなお世話でしょうが・・・。

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